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岩手の電波望遠鏡も参加へ 巨大ブラックホール観測網―国立天文台 - 時事通信ニュース

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2023年04月28日07時56分

2019年に撮影されたブラックホール(欧州南天天文台提供・AFP時事)

2019年に撮影されたブラックホール(欧州南天天文台提供・AFP時事)

 巨大ブラックホールを取り巻くガスの「降着円盤」と高速で噴出する「ジェット」を初めて同時撮影した国際研究チームのメンバーらが27日、岩手県奥州市の国立天文台水沢キャンパスで記者会見した。

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 撮影した電波望遠鏡観測網に日本国内の望遠鏡は含まれなかったが、同天文台の秦和弘助教は「水沢の電波望遠鏡(口径20メートル)に新開発の受信装置を搭載して試験を行っており、早ければ来年度から観測網に参加する。撮影回数を増やして動画にしたい」と話した。
 この巨大ブラックホールはM87銀河の中心にある。国際プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」の電波望遠鏡観測網が初めてブラックホールとその周囲を縁取る「光子リング」を直接撮影し、2019年に発表した。今回は参加する望遠鏡を世界16カ所に増やし、より長い波長に合わせることで、光子リングの外側の構造を撮影した。
 巨大ブラックホールは非常に強い重力で周囲の物質を引き寄せるため、高温のガスになった物質が回転する「降着円盤」となって密集する。その一部が磁場などの働きで高速のプラズマ(電離ガス)の流れ「ジェット」となり、上下方向に高速で噴出する。動画撮影できれば、ジェットの仕組みが詳しく分かるという。

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