クアンニン省ホテルが発電料金1泊30万VND徴収を否定実際は半額社会 - VIETJOベトナムニュース

　電力不足により計画停電が続いている東北部地方クアンニン省ハロン市にある「トゥン・ラグジュアリー・ホテル・ハロン(Tung Luxury Hotel Ha Long)」から発電機の稼働費用として1泊30万VND(約1800円)の追加料金を請求されたと利用者が訴えた件について、同ホテルの責任者はこのほど、「30万VND」は2泊分の料金であり、正しくは1泊15万VND(約900円)だと改めて説明した。

　これまでの報道によると、北中部地方タインホア省在住のN・H・Hさんは5月に、6月5日から2泊の予定で同ホテルを予約した。

　しかし、チェックイン日の6月5日、ホテル側は同市の計画停電を理由に、発電機の稼働費用として1泊30万VND(約1800円)の追加料金を徴収すると発表したという。追加料金を不服としたHさんは予約をキャンセルし、他のホテルに切り替えた。

　これについてホテル側は、「追加料金は1泊15万VND、2泊で30万VNDだ。追加料金が発生する可能性についてはお客様に事前に通知していた」と説明した。

　6月初旬に計画停電が頻繁に発生し、ホテルの営業にも大きな影響が出ていたが、電力会社は観光施設向けの電力供給を優先しているため、現在は計画停電による影響は限定的だという。

　この背景には、同省当局が電力会社に対し、観光施設向けの電力供給を優先するよう指示し、一方で省内の世帯や企業などに節電を呼びかけたことがある。この対策が功を奏し、同省を訪れる観光客数は回復しつつある。

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