花王は主力入浴剤「バブ」シリーズを8月末に刷新する。水道水中の塩素を減らし、肌と同じ弱酸性にする技術を採用した。飲料水の質に敏感な消費者が増えていることから、水質にこだわる入浴を提案し、新たな市場の開拓を狙う。無香料、無着色タイプも投入し、計7種類で展開する。
花王が刷新する入浴剤「バブ」。無着色・無香料の商品を用意した
アミノ酸の一種を配合することで水道水中の塩素を減らし、弱酸性のお湯に仕上げる。水道水から受けるピリピリとした感触を解消できるという。2019年8月に発売した女性向け入浴剤で採用した技術で、良い水質を求める需要が増えているとみて「バブ」の中心カテゴリーの全商品に採用を決めた。
「ゆずの香り」など、香料を用いた商品に加えて、無香料で無色透明の「バブ クリアタイプ」と無香料で乳白色の「バブ ミルキータイプ」を展開する。より自然な水質を好む消費者に加え、香料を好まない消費者にも裾野を広げる。
内容量は各40グラムの入浴剤が20錠入り。参考価格は610円前後。8月29日からドラッグストアなど全国の小売店で販売する。
新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛をする人が増えたことを受け、入浴剤市場が伸びているという。花王の推計によると、「バブ」シリーズの4～5月の売上高は前年の同じ時期と比べて約1割増えた。
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July 28, 2020 at 10:04AM
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花王が入浴剤「バブ」刷新へ 塩素減らす技術を採用 - 日本経済新聞
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