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豪資源業界、最新技術の導入加速 日本企業に商機 - 時事通信

2019年12月01日07時11分

豪州西部ピルバラ地域で鉄鉱石大手フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)が運営するクラウドブレーク鉄鉱石鉱山=11月24日

豪州西部ピルバラ地域で鉄鉱石大手フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)が運営するクラウドブレーク鉄鉱石鉱山=11月24日

 オーストラリアの資源業界で生産性向上などを目的に、人が乗らなくても自動で走行するトラックなど最新技術を取り入れる動きが加速している。高い技術力を持つ日本企業にも商機が広がってきた。
 西オーストラリア州の鉄鉱石産地ピルバラ地域。日本が輸入する鉄鉱石の6割以上が豪州産で、そのほとんどが同地域で生産されている。鉄鉱石大手フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)が運営するクラウドブレーク鉱山の採掘現場では、運転手のいないトラックが掘り出されたばかりの鉄鉱石を運んでいた。
 2003年設立の同社は豪州の鉄鉱石会社では新興勢力だが、業界3位に躍進した。その秘訣(ひけつ)をエリザベス・ゲインズ最高経営責任者(CEO)は「新たな技術を取り入れてコストを大幅に削減した」ためだと説明。「無人トラック」を使い生産性が3割改善した。建機大手コマツ製など、鉄鉱石の鉱山で使う175台のトラックを来年半ばまでに全て無人化する計画だ。
 資源大手BHPグループでは、鉱山で使う機器の保守点検にITを積極活用。人工知能(AI)も使って機器の機能低下を把握している。同社幹部のジョナサン・プライス氏は「多くの技術はパートナーの助けが必要だ」と、スタートアップ企業などとの協力に意欲を示す。同業のリオ・ティントは最近、鉄鉱石を積み出し港まで長距離輸送する貨物列車の自動運転を実用化した。この自動運転の技術は日立製作所の子会社が協力した。
 州内では北部沖合で生産した天然ガスを液化して日本などに輸出する事業も活発化している。マクゴワン州首相は11月下旬にパースで開かれた業界会合の会場で取材に応じ、資源の権益と技術の二つの面で投資の機会があると説明。「日本の投資は歓迎だ」と訴えた。

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