2019年11月29日18時31分
アジア・太平洋地域宇宙機関会議で意見を交わす出席者＝２９日午後、名古屋市中村区
文部科学省と宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）主催の第２６回アジア・太平洋地域宇宙機関会議（ＡＰＲＳＡＦ）が２９日、名古屋市で４日間の日程を終え閉幕した。２国間で行っている人工衛星データの利用を多国間に拡大し、災害や食糧問題など社会的課題の解決に宇宙関連技術の活用を目指すとした「名古屋ビジョン」を採択した。
会議には超小型人工衛星の開発や、衛星に衝突する危険が増している宇宙ごみ（スペースデブリ）対策を手掛けるベンチャー企業など５９社も参加。産業界や学界などの新規参入の促進も、今後の目標に据えられた。
総合議長を務めたＪＡＸＡの山川宏理事長は「宇宙関連技術を各国の経済や生活にどう貢献させるか考えることが重要。スタートアップ企業の参加は非常に意義深い」と述べた。
５年ぶりの日本開催で、３１カ国・地域から４６０人超が出席した。 
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November 29, 2019 at 04:31PM
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