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佐藤建設工業、ベトナム人技術者の支援手厚く - 日本経済新聞

人手不足の深刻化を背景に、人口減が進む地方では外国人材をどう受け入れるかが課題になっている。道路舗装などを手掛ける佐藤建設工業(栃木県さくら市)はベトナム人専用の宿舎を建てたり、生活や日本語学習を手厚く支援したりしてベトナム人材の活躍を後押ししている。日本人技術者の雇用が難しくなる中、ベトナム人技術者が貴重な戦力になっている。

ベトナム人専用宿舎を設けるなど生活を支援している

ベトナム人専用宿舎を設けるなど生活を支援している

「きょうは何を作っているの?」。2月末、佐藤伸之副社長が案内してくれたベトナム人専用宿舎のキッチンでは技能実習生が食事を作っていた。同社から車で数分のところにある宿舎は6000万円を投じ、2015年に完成した。8人が居住可能で、現在は技術者3人、技能実習生3人が暮らしている。

同社は道路・駐車場の舗装や土木など各種工事を手掛け、年間売上高は約20億円。創業から40年以上たつが、10年ほど前から人手不足の兆しを察知し、外国人材の受け入れを模索してきた。

リーマン・ショックの影響などで、景気が停滞気味だった時期からすでに「地方の建設業に人が来ない」(佐藤副社長)と感じていた。そこで、勤勉との評判を聞いたベトナム人材に着目し、地元地方銀行やベトナムとつながりがある企業のつてをたどり、14年に技術者を初採用した。

外国人の入居を断る集合住宅もあるため、居住環境の確保も重要と判断し、専用宿舎を整備。16年には2人目の技術者、19年には3人目を採用した。3人は現在、測量データをもとに図面を書くCAD(コンピューターによる設計)を主に担当している。

受け入れた当初は取引先に測量を断られるなど、社内外に困惑があった。ただ、「一生懸命働く真面目な人材と分かると、1年半ほどで受け入れられるようになった」(同)という。

ベトナム人が活躍している背景には同社の手厚いサポートもある。宿舎には生活に必要な家具を整え、会社では月に2回ほど日本語を教えている。

このほか、宿舎には毎月、コメ1俵(60キログラム)を無償提供する。「ベトナム人は自分の食費を削ってでもお金をためてしまう」(同)ことを踏まえた「現物支給」だ。「食べてみると、日本のコメはおいしいと言っている」と佐藤副社長は笑った。(宇都宮支局 松本萌)

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March 31, 2020 at 02:29PM
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