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2020年のDX現場は技術の「グリップ力」が命、歴史観を持ち本質に迫ろう - 日経 xTECH Active

DXでは、日々進化するITをどうキャッチアップするかが重要だ。技術の本質を理解し、実用レベルを探る。自ら触って勘所をつかむ。

 クラウド、AI(人工知能)、IoT(インターネット・オブ・シングズ)、量子コンピューター。DXの推進に当たっては、最新の技術やサービスの素早いキャッチアップが欠かせない。新技術の登場により、従来の課題が簡単に解けるようになったり、有用なサービスが手軽に使えるようになったりするからだ。

 そこで求められるのが、動きの速い新技術をしっかり自分の手中に収める「新技術グリップ力」である(図6)。

図6●新たな技術やサービスをキャッチアップする「新技術グリップ力」

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「ITの歴史観」を持つ

 次々と登場する新技術をきちんと理解するには、やみくもに追随しては非効率。その技術の成り立ちや、登場してきた理由に着目し、本質に迫るのが正しいアプローチである。

 野村総合研究所(NRI)マルチクラウドマネージドサービス推進部の米川賢治主任テクニカルエンジニアは、米Googleのクラウド「Google Cloud Platform(GCP)」をウオッチしている。リリースノートを毎日見て、週次で日本語に翻訳して新サービスをチェックしてきた経験から「新サービスといっても、既存サービスを発展させたり、組み合わせたりしたものが少なくない」と話す。

 例えば、RDBMSサービスの「Cloud Spanner」は分散ファイルシステム「Colossus」とネットワーク仮想化基盤「Andromeda」を利用しているという。既存サービスを通して新サービスを調べる習慣を身につければ「新サービスの仕組みや制限がわかるので、設計やデバッグがしやすくなる」(米川主任テクニカルエンジニア)。

 マイクロサービスをはじめ先端技術に強みを持つ、グロース・アーキテクチャ&チームスの鈴木雄介社長は、新技術が出てきた歴史的経緯を理解するのが大切と指摘する。「問題があるから、その解決方法が出てくる。新しい技術の登場はその繰り返しと捉えられる」(鈴木社長)。

 例えばDockerに代表されるコンテナの登場。これはクラウド上でサーバーが増えてきて、各サーバーにミドルウエアをセットアップするのが煩雑になってきた問題への解決策とみる。Dockerファイルの活用により、サーバーやミドルウエアの設定作業は格段に容易になる(図7)。

図7●新技術が出てきた理由を考える

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 ただしコンテナの数が増えれば、今度はその管理が面倒になる。この問題を解決するために、Kubernetesなどコンテナオーケストレーションツールが生まれてくる、といった技術の変遷になるわけだ。

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