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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】米の火星探査機が「任務終了」 着陸から3年、探査によって火星内部の様子が明らかに(1/2ページ) - ZAKZAK

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火星探査機「インサイト」のイメージ図。まもなく役目を終える(NASA提供)

米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「インサイト」が仕事を終える。この春に引退ポーズと呼ばれる最終姿勢に入った。アームを何度も動かすことが、もうできなくなった。最後に自撮り写真を撮影した。

最後の写真には、探査機を覆う塵(ちり)の量が2018年12月と19年4月の写真に比べて大幅に増えた様子が写っていた。太陽電池パネルに降り積もる赤い塵は増え続けている。火星は冬を迎えて大気中に舞い上がる塵が増え、状況は一層の悪化が予想される。火星は地球よりも太陽から約1・5倍ほど遠いから、もともと太陽電池の出力は多くない。

18年11月に着陸して以来3年あまり、同機の探査によっていままでナゾだった火星内部の様子が明らかになってきた。

ひとつはコアの発見だ。高感度の地震計の手柄だ。中心には溶けて流体となったコアがあり、その半径は約1800キロメートル。地球のコアより小さいが火星の直径が地球の半分ほどだから、外径の割には大きなコアを持っていることが分かった。

しかし、リソスフェアは予想されていたよりも随分と薄い。地球では下からマントル物質がくっついて厚くなっているが、火星ではマントルが冷え切っているのだろう。

このため火星には、地球のようなプレートテクトニクスが働いていない。リソスフェアの変動によりプレートが生まれては沈みこむサイクルがない火星では、誕生初期に形成された地殻がほぼそのまま残っている。

しかし地震はわずかだが中くらいのものが起きている。22年5月にもマグニチュード(M)5の地震を観測した。

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